Acriva Trinova PRO
Acriva Trinova PRO(アクリバ トリノバ プロ)は、ドイツのVSY Biotechnology社が製造する多焦点眼内レンズで、日本国内はわかもと製薬の販売となります。
VSY Biotechnology社は眼科用・整形外科用粘弾性物質及び IOL 並びに皮膚充填剤を製造しているメーカーで、欧州を中心とした世界市場に展開している企業です。
従来のAcriva Trinovaは厚生労働省の薬事承認を受けておりませんでしたが、Acriva Trinova PROは薬事承認を受けた多焦点眼内レンズになります。

Acriva Trinova PROはトーリックレンズもありますが、2025年6月現在、日本国内では未承認のレンズになります。
※年内には承認予定。
Acriva Trinova PROの特徴
瞳孔径に応じた光配分
瞳孔の大きさに適応し、昼夜を問わずクリアな視界をもたらします。
正弦波回折構造
Sinusoidal Vision Technologyにより、回折構造にみられる重なり合うパターンのャープなエッジがなく、異常光視現象(グレア・ハロ・スターバースト)を軽減しています。
高い光透過率
93.7%の光透過率を持ち、水晶体の光透過率(95%)に近い値を示しています。
連続的な視力
遠方(5m)~中間(80㎝)~近方(40㎝)の視力の改善が期待できます。眼鏡依存度を軽減し、日常の様々な活動に必要なシームレスな視覚を提供するよう設計されています。
幅広い球面度数範囲
Acriva Trinova PROの球面度数範囲は0.0D~+2.7Dまでと幅広い度数をカバーしているため、他の多焦点眼内レンズでは対応できない度数の方も適応となる可能性があります。


詳しくはわかもと製薬株式会社の製品紹介パンフレット(PDF)をご覧ください。